◎今日のテキスト
こころよ
では いつておいで
しかし
また もどつておいでね
やつぱり
ここが いいのだに
こころよ
では 行つておいで
——八木重吉『秋の瞳』より「心 よ」
◎声を出しながらの呼吸「ハミング」その3
ハミングにおける声帯の震動を、身体のいろいろな場所に向けてみる意識を持つ。
胸に手をあて、ハミング呼吸をする。胸板(胸骨)にも震動が伝わっているのがわかると思う。そこにさらに震動を伝える意識で、ハミングに方向性をあたえる。うまくすれば胸に伝わる震動が強まるのがわかるはずだ。これを2、3度繰り返す。
次に、やや難しいが、お腹のみぞおちとへその中間あたりに手をあて、そこに声帯の震動を送りこむ意識でハミングする。音程をさげるとやりやすいかもしれない。これも2、3度繰り返す。
今度は頭のなか、両目の上の奥のほうに震動を送りこむ。これも手をあてて。音程をあげるとやりやすいだろう。
最後に胸に手をもどし、ふたたび胸にハミングの震動を感じながら、1、2度おこなって、終える。
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