2012年2月22日水曜日

2月22日

◎今日のテキスト

 さ霧消ゆる湊江《みなとえ》の、
 舟に白し、朝の霜。
 ただ水鳥の声はして、
 いまだ覚めず、岸の家。

 烏鳴きて木に高く、
 人は畑に麦を踏む。
 げに小春日ののどけしや。
 かへり咲きの花も見ゆ。

 嵐吹きて雲は落ち、
 時雨《しぐれ》降りて日は暮れぬ。
 もし燈《ともしび》のもれ来ずば、
 それと分かじ、野辺の里。
 ——文部省唱歌「冬景色」作者不詳

◎声を出しながらの呼吸「ハミング」その1

 ボトムブレッシングとおなじ呼吸を使って、ハミングをする。
 ハミングとは、口を閉じて、鼻から息を出しながら声を出す方法だ。声帯の震動を鼻腔に響かせる。
 平常時、口の中は閉じていて空間はないが、鼻腔は常時空間がある。また、食道も平常は閉じているが、気道は常時開いている。ここに響きを感じる意識をする。
 口を閉じて「んー」といいながら、息を吐いていく。吐ききったら、力をゆるめ、空気が自然に入ってくるに任せる。これを何度か繰り返す。
 声の音程や強さや息を吐く速度は、まずは一番楽でニュートラルな感じを探しておこなってみる。

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